審美歯科

セラミックにするか悩んでいる方へ

セラミックにするか悩んでいる方へ

なぜ「セラミックにするか」で迷うのか?

歯の治療をしたあと、「銀歯にしますか?それともセラミックにしますか?」と聞かれて、
「え?急にそんなこと言われても…」と戸惑ってしまった方もいるかもしれません。

そもそも、セラミック治療には自費診療が多く、数万円?十数万円と高額になりやすいため、
決して軽い気持ちでは決断できないのが本音です。

また、こんなふうに思う方も多いはずです。

「銀歯でも普通に使えるし、わざわざ変える意味あるの?」

「高い治療をしても、後悔しないかな?」

「見た目は大事だけど、機能面もちゃんとしてるの?」

つまり、見た目だけじゃなく、費用・耐久性・健康への影響など、多方面からのバランスで迷っているんです。

でも逆にいえば、その迷いこそが「ちゃんと考えている証拠」でもあります!
焦らず、じっくりと情報を整理して、自分の価値観に合った選択をしていきましょう。

迷って当然!みんな同じように悩んでいます

悩み

「こんなに悩んでいるの、自分だけ…?」と思うかもしれませんが、実は多くの患者さんが同じような気持ちを抱えています。

というのも、歯科治療は「見えない部分の買い物」に近いから。
服や家具と違って、完成形を見てから選べないことが多いため、余計に不安になるのも当然なんです。

さらに、こんな背景も影響しています。

SNSや広告で「セラミック=憧れの白い歯」とイメージが強調されている

逆にネット上で「セラミックは割れやすい」という不安な情報も拡散している

保険診療と自費診療の違いがよくわからない

このような情報が飛び交っている現代では、患者さんの不安や混乱が大きくなるのも無理はありません。

だからこそ、「自分に合った判断軸」を持つことが大切なんです。
他人と比較するのではなく、「私はどうしたいか?」に向き合ってみましょう。

セラミック治療のメリットとデメリットを知ろう

メリット・デメリット

メリット

1. 見た目がとにかく自然

歯の色調や透明感を細かく再現できるため、「どれが治療した歯か全く分からない」と言われることも。
とくに前歯や笑ったときに見える部分には圧倒的な支持があります。

2. 金属を使わない=体にやさしい

オールセラミックやジルコニアなどは金属アレルギーの心配がなく、安全性が高いのも特徴です。

3. 変色や劣化が少ない

保険のプラスチック素材は数年で黄色く変色することがありますが、セラミックは10年以上白さを保てるケースも珍しくありません。

デメリット

1. 強い衝撃には弱い

極端に硬いもの(氷、骨付き肉など)を頻繁に噛むと、ヒビや割れのリスクがあります。
ただし、日常生活では問題ない強度があるため、気にしすぎる必要はありません。

2. 費用のハードルが高め

奥歯で1本10万円以上かかるケースもあります。
ただし、素材の選び方や医院の料金設定により、予算に合わせて提案可能な場合も。

3. 歯を削る量が増えることも

美しさを追求するほど、元の歯をある程度削る必要があります。
この点は事前に歯科医師からしっかり説明を受けることが重要です。

つまり、セラミックには「美しさ」と「ケア意識の高さ」が求められる選択肢と言えます。

メリットとデメリットを知っておくことで、後悔しない選択ができます。迷ったら、「自分にとって一番大切なのは何か?」を考えてみましょう。

セラミック治療はどんな人に向いてるの?

セラミック

「私のケースでもセラミックは向いてるのかな?」
そんな疑問をお持ちの方のために、セラミック治療が向いているケースをまとめました!

見た目を重視したい方

前歯など、人からよく見える部分の被せ物・詰め物を自然な仕上がりにしたい方におすすめです。

金属アレルギーが心配な方

金属不使用のセラミック(オールセラミックやジルコニア)はアレルギーの心配が少なく、安心して使えます。

丁寧に歯磨きができる方、定期健診に通える方

セラミックは歯垢がつきにくいですが、やはり定期的なメンテナンスは大切。ケア意識が高い方ほど、長持ちしやすいです!

多少費用がかかっても、質を重視したい方

「安さ」より「安心感」や「仕上がりの満足度」を優先したい方にはピッタリです。

逆に、すぐに噛み合わせが変わりやすい成長期の方や、セルフケアが難しい方には向かない場合もあります。不安がある場合は、必ず事前に歯科医師と相談して判断することが大切です。

あなたに合った選択を見つけるために

「セラミックにすべきかどうか」は、

  • 今の歯の状態
  • 見た目や機能への希望
  • 予算や治療へのこだわり

…この3つをバランスよく考えることがカギです!

歯科医院によっては、以下のようなカスタマイズ提案もしてくれます:

見える部分だけセラミック、奥歯は保険の素材に

詰め物だけ白くする部分治療

セラミックの中でもグレードを選べるプラン

1人ひとりに合った方法は違います。「全部セラミック」だけが正解ではありません!

セラミックを長持ちさせるためのポイント

長持ちのポイント

せっかくセラミックにしたなら、できるだけ長くキレイなままで使いたいですよね!

そのためには、次のような工夫が有効です。

日常ケアでできること

優しくていねいな歯磨き:ゴシゴシ磨くと逆効果。毛先の柔らかい歯ブラシがおすすめ。

デンタルフロスや歯間ブラシも併用:セラミックと歯ぐきの間に汚れが残りやすいので、要注意!

就寝中のナイトガードの使用:歯ぎしり・食いしばりがある方は要対策です。

歯科医院でできること

定期的な健診とクリーニング:半年~1年に1回、チェック&お掃除を受けることで、小さな異変も早期発見できます。

噛み合わせの調整:歯並びや噛み方が変わると、セラミックに負荷がかかることも。長く使うには調整が必須!

これらを意識することで、10年、15年と美しく使い続けることも十分に可能です。
「つけたら終わり」ではなく、つけた後がスタートなんです。

まずはカウンセリングで話してみましょう

ここまで読んで「ちょっと気になるけど、やっぱり不安もある…」と思った方。
実は、それこそが最初の一歩を踏み出すタイミングかもしれません?

多くの歯科医院では、無料カウンセリングやシミュレーション相談を行っています。

今の歯の状態がセラミックに向いているのか?

他の選択肢と比較するとどんな違いがあるのか?

費用や通院回数はどのくらい?

こうしたことを実際の歯科医師に相談するだけで、頭の中がスッキリするという声も多いんです。

「相談=契約」ではないので、まずは気軽に情報を得る時間として活用してみてください?

まとめ

セラミックにするかどうかで迷うのは、ごく自然なこと。
でも、その悩みのまま足を止めてしまうのは、もったいない!

セラミックの良い面も注意点もちゃんと理解した上で、

自分に合ったプランを一緒に考えてくれる歯科を選ぶことが大切。

「キレイにしたい」「気になっている銀歯をどうにかしたい」
そんな気持ちが芽生えたなら、一歩踏み出して相談することが未来の自分へのプレゼントかもしれません。

この記事の監修者
医療法人真摯会 茨木クローバー歯科
院長 清水 博行

大阪歯科大学卒業 日本補綴歯科学会 日本口腔インプラント学会

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茨木クローバー歯科・矯正歯科

大阪矯正歯科グループ大阪インプラント総合クリニック