インプラント

インプラントで行う増骨の種類とは

インプラントで行う増骨の種類とは

インプラント治療をしたいけれど顎の骨が足りない、または十分でない場合にドクターは、部分的に増骨という処置を行えば、治療が可能になります。インプラントのための増骨にはどのような種類があるのかご説明します。

インプラントと他の義歯の違い

歯を失った時の治療法

インプラントは、入れ歯やブリッジと比べて、大きなメリットがあります。それは、天然の歯と変わらない噛む力(咬合力)と審美性です。

流れとしては、まず歯肉を切開し、フィクスチャーという人工歯根を骨に埋入します。そして、アバットメントという歯根とかぶせ物をつなぐ土台、上部構造というかぶせ物の3種類を、失った歯の代わりに入れるのがインプラントです。被せ物にセラミックという材質を選べば、保険適用の歯科用プラスチックと違い、白さが経年劣化することはありません。

骨が痩せているのにインプラントを無理やり行うと、人工歯根が埋入できず金属の部分が露出し、見た目が悪いばかりか、インプラント周囲炎や他のトラブルを引き起こす原因となります。そのため骨がしっかりとある部分にインプラントを埋入しなければなりません。

インプラントができないケース

持病(骨粗鬆症・糖尿病など)がある方は、服薬の関係上インプラント手術を行うことが難しい場合が多いです。

ただし、持病がなくとも、インプラントの手術をすぐに行えないケースがあります。それは、骨の量が少なく痩せている方です。治療期間は通常の患者様よりかかりますが、増骨を行うと、インプラント治療が可能となります。

では、あいにく欠損してしまった歯槽骨(もしくは顎骨)と呼ばれる部位をどのように増やしていくかご紹介します。骨造成や骨移植など、方法はいろいろありますが、今回は一般的によく行う増骨の処置です。

増骨の種類

主にこれらが一般的な増骨のための治療法です。

ソケットリフト

骨の厚みがあるけれど、インプラントを埋め込むには少し足らない方へ上顎と上顎洞(鼻の横にある大きな空洞)の間のスペースに骨を足す処置
上顎の奥歯の骨が一部だけ少ない際に使われることが多く、上顎の下に穴を開け、ネジを埋め込むようにその部分のみ骨を増やす
人工骨や自家骨(患者様自身の別の骨を削る)で補うことが多い

サイナスリフト

全体的に骨の厚みがなく、広い範囲で上顎と上顎洞の間に骨を足す処置
上顎の側面から穴を開け骨を増やす
人工骨や自家骨(患者様自身の別の骨を削る)で補うことが多い

GBR法 (骨組織誘導再生法)

Guided Bone Regenerationという英語の略で、日本語で言えば骨組織誘導再生法
骨の高さや幅がない箇所へ人工の骨を入れ、医療用の膜(メンブレン)を被せ、骨と人工骨を結合させる
吸収性や非吸収性など特殊な膜であるメンブレンは種類がある
非吸収性のメンブレンを使用した場合は結合を確認後に剥離してインプラント処置を行う

増骨の期間

通常、インプラントでの治療は、4~5ヶ月位で終了します。ただし、増骨が必要な場合何本分増骨するのかによっても異なりますが、治療終了までの期間はおおよそ約1年位とお考えください。増骨の処置を行うために、時間と費用もかかります。

増骨を伴うインプラントの症例

GBR法(骨誘導再生法)によって骨を増やす処置を行い、インプラントを埋入しました。

GBR法で増骨してをインプラント埋入した症例

まとめ

インプラントのイメージ

インプラントの治療の際に行われる増骨についてご説明しました。インプラントをご検討中の方は、一度歯科医院へ来院して歯科医師やスタッフに直接相談することをおすすめします。

クリニックで精密検査を行い、骨の量をきちんと確認したのち、増骨などの技術に対応できる症例豊富な医院が適切といえます。

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