虫歯にならない食べ方とは、規則正しい時間に、姿勢よく、集中して食べることです。
虫歯にならないためには食べ方に注意!
虫歯にならないためには、食べ物のみに注意すればいいというわけではありません。いくら虫歯になりにくい食べ物にしようと気を付けていても、食べ方が良くなければ虫歯は起こりやすいです。虫歯になりやすい口腔環境を防ぐためには、食べ方にも注意が必要です。
虫歯にならないために:姿勢良く食べよう
まず、何よりも姿勢良く食べるようにしましょう。
肘を付いたりせず、背中を伸ばして正しい姿勢でいると、きちんと噛む事ができます。歯の健康のみではなく、胃などの消化面にも良い影響を与えます。
小さなお子さんは椅子から足をぶらぶらと浮かせることが多いです。足が浮くと、姿勢が不安定になりますので、足が床に着くように椅子の調整を行いましょう。高さを変えられない場合は、下に大きな箱や分厚い冊子を置いて足をしっかりと着けることが大切です。
虫歯にならないために:集中して食べよう
食事を摂る際は、食事に集中しましょう。
テレビをつけて、食事を摂るご家庭も多いと思います。ただ、テレビを見ながらの、いわゆるながら食べは良くありません。どうしてもテレビに目が行き、食事を目で楽しむことができませんし、何より、噛む事が疎かになりがちです。
噛む事が疎かになると、噛む時間が長くなります。すなわち、口腔内が酸性になる時間が長くなるという理由から虫歯になりやすいです。よく噛んで食べるということも忘れないようにしてください。
虫歯にならないために:規則正しく食べよう
食事を摂る時間は、なるべく同じ時間になるように心がけましょう。
だらだら食べをする人は、食べる回数が増えるため、虫歯になるリスクが高くなります。食事を摂っていない時間は、唾液により口腔内の酸化を中性に戻し、歯の修復をしている時間です。だらだら食べをする人は、歯の修復時間が短いということになります。
特に、子供は好きな食べ物をずっと食べたいと思いがちです。大人が時間を管理して、おやつの時間も決められた時間にしましょう。アナログ時計があれば、「短い針が3、長い針が上まで来たらおやつにしよう」と言うと、子供はより分かりやすいです。
虫歯にならない食べ方に関するQ&A
噛むことが疎かになると、食物を十分に細かく咬むことができなくなります。噛む時間が長くなるため、口腔内が酸性になる時間が増えます。これにより、歯のエナメル質が溶かされやすくなり、虫歯のリスクが高まります。
食事を規則正しく摂ることで、虫歯予防につながります。食べる回数を減らすことで、口腔内の酸性が長時間続くことを避けることができます。また、食事を摂っていない時間は唾液の働きによって口腔内が酸性に傾いている状態を中性に戻し、歯の修復を促進します。
子供の食事管理には、時間を決めることが重要です。好きな食べ物に飽きるまで食べることを防ぐために、おやつの時間を決めておくと良いでしょう。アナログ時計を使って「短い針が3、長い針が上まで来たらおやつにしよう」と伝えることで、子供にとって分かりやすく、規則正しい食事管理ができるようになります。
まとめ
上記のような食べ方をしつつ、虫歯にならないためには、食後の歯磨きが肝要です。しっかりと歯磨きを行う事により、汚れを取り除き、お口の環境を中性に戻せます。もし、歯に黒い点があると思われた場合は、すぐに歯科医院への通院をし、歯科医師の処置を受けることをおすすめします。