歯に食べ物が挟まってしまった場合は、きちんと食後に歯磨きを行い、食べかすを取り除きましょう。そのまま放置すると、虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、ご説明します。
歯に食べ物が挟まるのを放置すると?
通常、食べ物が歯に挟まるということは経験があるでしょう。ただ、毎回食べ物が挟まるという方は要注意です。原因によっては早めの処置が必要となりますので、仕方ないなと放置しないようにしましょう。
毎回挟まる場合は食べ物が原因というわけではなく、歯列や歯の問題が関わっています。そのようなお悩みを挙げられた場合、歯科医院で挙げられる原因は下記の4つです。
食べ物が歯に挟まる原因
歯に食べ物が挟まるのには様々な原因があります。
●むし歯の穴に食べ物が詰まる
●歯周病で歯と歯茎の間に隙間がある
●歯がグラグラしていて食べ物が挟まる
●歯ぎしりによって歯が動いてしまい物が挟まる
食べ物が挟まりやすいときに早く通院すべき原因はどれ?
特に、むし歯や歯周病の場合は、重度に至ると歯が抜けて義歯を入れなくてはなりません。膿が出たり、抜歯を行う際は、治療のために長い期間通院しなければなりません。例え膿が出なくても、食べかすを歯に詰まらせていると、口臭の原因になります。
抜けた歯の代わりになるのが、入れ歯、ブリッジ、インプラントです。
入れ歯やブリッジは費用があまりかかりません。ただし、その分歯の健康面では他の残存歯に負担がかかるというデメリットがあります。対してインプラントは第二の永久歯と呼ばれるほどしっかり噛むことができるというメリットがあります。ただし、手術を行うため、費用が高いです。
抜歯になる前に、クリニックへ通院しましょう。
歯に食べ物が挟まる場合の治療法は?
歯並びが原因の場合は、矯正治療になります。歯並びがガタガタ(叢生)の場合、インビザラインというマウスピース型矯正装置が向いていますし、出っ歯(前突)の場合、ワイヤーブラケット矯正装置がおすすめの場合があります。矯正治療に興味のある方は、一度カウンセリングでドクターとご相談ください。
むし歯や歯周病の場合は、処置が早ければ早いほどお口の環境を早く健康な状態にすることができます。歯ぎしりで歯が動いてしまって隙間に物が挟まる場合は、歯を守るために保険適用のナイトガードというマウスピースを装着する方法がありますが、現在の物が挟まる状態を改善するものではありません。
歯に食べ物が挟まるのを放置した場合に関するQ&A
食べ物を放置すると、むし歯や歯周病の原因となります。食べ物のカスが細菌の繁殖を促し、酸を生産して歯のエナメル質を侵す可能性があります。また、食べ物が挟まったままだと口臭の原因となることもあります。
歯に食べ物が挟まる原因は、以下のような要因が考えられます。
・歯並びが悪く、歯と歯の間に隙間がある
・むし歯の穴に食べ物が詰まる
・歯周病で歯と歯茎の間に隙間がある
・歯がグラグラしていて食べ物が挟まる
・歯ぎしりによって歯が動いてしまい物が挟まる
歯並びが原因の場合は矯正治療が適切です。歯並びがガタガタの場合は、インビザラインというマウスピース型矯正装置が選択肢となります。むし歯や歯周病の場合は、早めの処置が必要で、歯ぎしりによる挟まりの場合にはナイトガードの装着が考慮されます。
まとめ
毎回、食べ物が歯に挟まるというお悩みがある方は、歯科医師へご相談か、定期健診にご来院ください。歯科医院でしっかりと原因を追及して、歯に物が挟まる状態を改善し、快適な食生活を目指しましょう。