矯正歯科

すきっ歯の原因について詳しく教えて

すきっ歯の原因について詳しく教えて

すきっ歯の原因が何か気になる方もおられるでしょう。今日は、すきっ歯の原因について詳しくご案内します。

すきっ歯とは

一般的にすきっ歯と呼ばれる歯並びは、前歯の部分に見られ、歯と歯の間に隙間が空いている状態です。専門的には、空隙歯列弓(くうげきしれつきゅう)という呼び方をします。また、真ん中の前歯の部分が開いている空隙歯列は、正中離開(せいちゅうりかい)と呼ばれます。

一時的なすきっ歯

子供が乳歯から永久歯へと生え変わる混合歯列期において一時的にすきっ歯になる場合があります。これを発育空隙と呼びます。下顎の前歯が永久歯になった後、上顎の前歯が生えかわる時、4本の永久歯が扇のようなハの形になることが多いです。特徴的な歯列であるため、みにくいアヒルの子時代(ugly duckling stage)と呼ばれています。

すきっ歯のデメリット

歯間に隙間があると、様々なデメリットがありますので、ご紹介いたします。

  • 食事をすると食べ物が歯と歯の間につまる
  • 正しい発音ができず、すき間から空気が漏れて発音しづらい
  • 見た目の印象を気にして口元を手で覆うなどしてしまうことがある

機能面や審美的な面が気になり、楽しくお食事ができないため、放置していると精神的な健康面にも影響が及び、デメリットが増える問題があります。

すきっ歯の原因

すきっ歯が起きる原因については、様々なトラブルがあります。

舌の癖

舌癖(ぜつへき)と呼ばれるものです。上の前歯のみではなく、下の前歯にも隙間があるという方は、この舌癖が理由という可能性が高いです。舌癖とは、食べ物を飲み込む嚥下の時や、無意識の時に舌を前方へ押し出そうとする癖です。舌は筋肉と同じ程度の力を持っていますので、日常的に前歯に圧がかかると、前歯の隙間が空いてしまいます。

過蓋咬合などの不正咬合

上下の奥歯をきちんと噛み合わせた時に、上の前歯が下の前歯を覆うほど噛み合わせが深い状態を過蓋咬合(かがいこうごう)と呼びます。その際に、下の前歯の先が上の前歯を突き上げることを繰り返していると、上の前歯がすきっ歯になってしまいます。

歯が小さい

歯の大きさとバランスが上下査収ともに取れているときれいな歯並びと言われます。ただ、歯が先天的に小さい矮小歯(わいしょうし)という方もおられます。特に多いのが、側切歯という前から2番目の歯が他の歯より小さいというケースです。それにより、歯と歯の間に隙間が空く空隙歯列となってしまいます。

歯が欠損

ご両親のいずれかが永久歯の本数が少なく、遺伝で生まれつき永久歯が足りない先天性欠如歯(せんてんせいけつじょし)という方がおられます。歯の本数が周囲の人よりも少ないために、歯と歯の間に隙間が空いてしまいます。

上唇小帯

上唇小帯(じょうしんしょうたい)と呼ばれる上唇と歯茎を繋ぐ前歯の中央にある筋が、通常より大きく発達した場合に起こります。発達した小帯は前歯の中央の歯の間に入り込んでしまうことが多く、前歯同士の間に隙間が空きます。

すきっ歯の治療方法

すきっ歯の治療方法は、原因によって異なります。

舌癖の場合

  1. MFT(口腔筋機能療法)を歯科医院で習う
  2. 自宅でもMFTのトレーニングを日常的に行う
  3. 舌癖がなくなればワイヤーブラケットやマウスピースなどで歯列矯正をする
    (奥歯の噛み合わせが良ければ全体矯正ではなく部分矯正でも可能)
  4. 保定装置で歯の動きを固定すると前歯のすきっ歯はきれいな歯並びに改善

過蓋咬合の場合

  1. ワイヤーブラケット矯正やマウスピース矯正などで全体的な矯正治療をする
  2. リテーナーで保定を行ったあと前歯のすきっ歯はきれいな歯並びに改善

矮小歯の場合

矮小歯の場合は三つの補綴(ほてつ)治療法が考えられます。

  • 人工歯のかぶせ物(クラウン)を矮小歯の上に被せるセラミック治療
  • 表面を削った歯に薄い人工歯の板を貼り付けて付け爪のような治療のラミネートべニア
  • ダイレクトボンディングで歯と歯の隙間を埋める

矮小歯のサイズがわずかに小さいという場合は、担当の歯科医師によく相談をしてから治療方法を提示してもらいましょう。

欠損歯

歯が欠損する位置により治療方法が大きく異なります。

  • 矯正治療のみで治療する
  • インプラントなどの義歯治療をする

患者様にとってどの治療法がベストなのかは状態によって違います。ドクターやスタッフにご相談ください。

上唇小帯

上唇小帯が前歯の間に入り込んでいる場合、上唇小帯を切除する上唇小帯切除術を行う必要があります。上唇小帯を通常の大きさに戻す流れは下記のとおりです。

  1. 局所麻酔を行います
  2. 前歯に入り込んでいる小帯を除去します
  3. 後戻りしないようにしっかりと縫合します
  4. 術後一週間程度で抜歯を行います
  5. その後、前歯の隙間を矯正治療で矯正していきます

まとめ

すきっ歯が原因で人前でお口を開けて笑うのが苦手という人がいらっしゃれば、矯正歯科を行っている歯科医院へ一度お時間を作ってお気軽にご相談ください。患者様のすきっ歯の原因によっては、思っているよりも治療期間が短く終わる・費用があまりかからないケースもあります。無料カウンセリングを行っている歯医者さんは多くありますので、複数のクリニックへ足を運んでください。

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