歯と口のトラブル

親知らずを抜かなきゃよかったと後悔しないために

親知らずを抜かなきゃよかったと後悔しないために

親知らずを抜かなきゃよかったと後悔しないためにも、親知らずを抜く必要性などについてご紹介します。

親知らずとは

親知らずとは、永久歯の中で最も遅く生える歯で、10代後半から生えてきます。小さな子供の時には、保護者様が仕上げ磨きをすることが多く「この歯が抜けた・生えた」などお口の中の状態を確認しますが、10代にもなれば一人で歯磨きを行えます。そのため、親が知らない間に生える歯、親知らずと一般的に呼ばれ、専門的には第三大臼歯や智歯(ちし)という名前があります。

親知らずがまっすぐに生える人は少ないです。

  • 横向きに半分だけ生える
  • 歯茎の下に埋まっている(埋伏歯)
  • 骨の中で埋まる(埋伏歯)
  • 親知らずがない

様々なケースがありますが、親知らずがないケースを除いて、親知らずは抜歯をおすすめする歯です。

親知らずを抜く必要性とは

親知らずを抜く必要性がないならば、抜かなくても良いと思われるでしょう。ただ、親知らずは、口腔内の状態を悪化させる原因というリスクとなります。

  • 奥歯の第二大臼歯と横向きに生えた親知らずが接触する部分がむし歯になる
  • 骨が上になく歯茎のみ被さるため親知らずの周囲に食べかすや歯垢(プラーク)が溜まり歯周病や歯肉炎などを引き起こす
  • 骨の中で埋まった親知らずが前の歯の歯根を押してしまうことで歯並びが悪くなったり顎関節症になる

前歯は食べ物を噛みちぎる役割がありますが、奥歯は食べ物を細かくすりつぶすため、しっかり噛み合わせる歯です。感染症により噛み合わせる歯の上下いずれかが欠損すると、食事の際においしく噛むことや栄養素の吸収ができません。つまり、咀嚼機能という口腔機能の低下につながります。

奥の歯は前の歯と違い、ご自身でのブラッシングが届きにくい位置にあります。フロスや歯間ブラシを毎日行っていても、トラブルの原因になる可能性があり、噛み合わせには関係なので、歯医者さんは抜くことをおすすめします。

抜かなきゃよかったとならないためには

歯科医院で親知らずを抜歯して不安や後悔を覚えたくはありません。親知らずを抜かなきゃよかったと思う理由は以下の三つです。

  • 抜歯後の腫れや痛み
  • ドライソケット
  • 口臭

歯茎の腫れや痛み

親知らずが神経に触っているかなどの位置にもよりますが、下あごの親知らずが深く埋まっている場合は、二回法で取り出すことが多いです。歯肉を切開し、砕いて出す場合があり、歯茎やお顔の腫れや痛みを強く感じてしまいます。

ドライソケット

また、血餅というかさぶたのようなものができれば、親知らずを切開した部分の穴は修復がされるのですが、血餅(けっぺい)がなかなかできず、骨が露出してしまうこともあります。この状態をドライソケットと呼びます。
抜歯後の痛みは処方された痛み止めを服用すれば鎮痛作用がありますが、痛みが全くないというわけではありません。

口臭

親知らずを抜いた部分の穴に食べ物のかすが入り込んでしまいます。歯みがきできちんと食べかすが除去できなければ、細菌感染による炎症や口臭が起きてしまいます。

ただ、いずれの場合も痛みがひどい場合は、歯科医師へ症状を説明すると、少しでも改善するための薬や対処をしてもらえます。痛みや腫れが目安の日にちを過ぎても治まらない場合は、クリニックを予約しましょう。

親知らず痛くない人も抜くべき?

親知らずがあることも気づかないかたというのもおられます。他の部分の治療に行ってレントゲンを撮って歯科医師から説明を受けて知るというケースです。全く痛みなどの症状がなければ、むし歯になっていないのに抜くのか疑問に思われるでしょう。

  • 歯列や顎関節に全く影響を与えていない
  • 周囲の歯もむし歯になっていない
  • 不衛生な状態ではない

このような親知らずならば抜かなくても良いですが、柔らかい食べ物があふれた現代は噛む回数が減っています。永久歯が生え揃っている歯列に更に親知らずの生えるスペースがある方が珍しく、歯茎で半分覆われた状態で親知らずが生えている方や、斜めや横向きなどに生えるケースの方が大半となります。まっすぐに生えた親知らず以外は、毎日歯を清潔に保つことが難しいため、抜く処置も考えておきましょう。

まとめ

親知らずの抜歯後は、個人差はありますが、腫れや痛みが生じます。抜歯を考えておられる方は、お口(顎関節)の痛みがなく予定が少ない時を見越して、歯科医師とスケジュールを相談しましょう。安心して抜歯をするためにも、親知らずを抜く際にはしっかりと説明と検査をしてくれるクリニックを選んでください。抜くかどうか決めかねている場合は、定期的に検診を受診している医院で、クリーニングやメンテナンスの際にスタッフに少し質問してみるのも良いかもしれません。

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