マウスピース矯正中でも食べ歩きできる?失敗しないコツと持ち物チェックリスト

マウスピース矯正をすると食べ歩きができるか、気になりませんか。食後のケアが面倒だったり、外すたびに化粧室へ行くのが億劫など、矯正中は食事の際に気をつけることが多く、食べ歩きとなるとハードルが上がります。食べ歩き前に押さえるべきポイント、避けた方がよい食べ物や飲み物、食べ歩き中の注意点をわかりやすく解説します。マウスピース矯正治療中でも無理なく食べ歩きを楽しむための段取りや外し方、ケアや避けたい飲食物、持ち物など友達と気軽に食べ歩きしたい方は、ぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正中でも食べ歩きはできる?

歯並びを綺麗にしたいし、矯正治療中と分からないようにしたいとマウスピース装着による矯正を希望する方は多いです。当院ではインビザライン矯正を取り扱っていますが、マウスピース治療を始めると食べ歩きは難しいと感じる人もおられるでしょう。結論から言うと、注意点はあれどマウスピース矯正中でも食べ歩きは可能です。

  1. 装着時間を確保すること
  2. 外出先でも清潔に扱うこと

この2つを押さえれば、グルメイベントや友人との街ブラも、必要以上に我慢せずに楽しめます。ただ、ちょこちょこ食べて飲み物も頻繁に買い、長時間外にいる食べ歩きは、矯正装置の使用ルールとぶつかりやすいのも事実です。

食べ歩きが難しく感じる理由

マウスピース矯正中に食べ歩きが難しくなる最大の理由を挙げてみましょう。

外している時間が長くなりやすい

食べ歩きは一口ずつ、数店はしごやだらだら滞在となりがちです。マウスピースを外している合計時間が増えてしまうと、装着時間が足らなくなり、計画通りに歯が動きにくくなるリスクが出てきます。一日20~22時間の装着を必要とするマウスピース矯正では、食べ歩きの時間設計が重要になります。

外出先はケアがしにくい

手洗い場が混んでいて歯みがきできない、屋外で周囲の視線が気になるため再装着したくないなどが重なると、口の中もマウスピースも不衛生になりがちです。食後のケアをサボると、汚れが残ったまま装着することになり、虫歯や歯周病などの細菌感染のリスクが増える可能性があります。

装着時間を崩さない食べ方をし、最低限の衛生管理を守っておくことが大切です。

食べ歩き当日の作戦

ノープランの食べ歩きでは、外しっぱなしになりがちで、食べる時間をまとめるようにするのがおすすめです。装着時間の目安として20~22時間であることから、外してよい時間は2~4時間が上限です。

はしごは回数より時間で管理する
店の数で考えるより、外している合計時間で考えましょう。1店あたり15分×4店=60分、だらだら1店で90分を比較した場合、後者の方が装着時間にダメージを受けやすいことがあります。外すのは合計2時間、甘いものは1回にまとめるなどというルールを作っておきましょう。

食べるための準備やケアの拠点
屋外での着脱やケアは、心理的にも衛生的にもハードルが上がります。食べ歩きの日は、途中で一度はカフェ、商業施設、駅ナカなどのトイレや洗面が使える場所へ入り、準備やケアを行いましょう。手が洗えて鏡があれば、口をすすいだり、落ち着いてケースにしまうことができます。

タイマー運用で外しっぱなしを防ぐ
食べ歩きの怖いところは外したことを忘れることです。スマホのタイマーやリマインダーで、装着を戻すようアラームをセットしておきましょう。食後のうがいを促す通知を入れるだけで、うっかり外しっぱなしが激減します。

外出先での外し方、保管、再装着

マウスピース矯正中の食べ歩きで、地味にハードルが高いポイントが外し方と置き場所です。雑に扱うと、マウスピース装置の破損、紛失、不衛生になりがちです。外出先は最短で清潔にというのを意識しましょう。

外すのは人目につきにくい場所

外す場所を選ぶのは、見た目の問題というより、落ち着いて扱うためにも、トイレや人目につきにくい場所が無難です。外したらすぐにケースへ入れるだけで紛失率が下がります。

外し方の基本手順

  1. 手洗いや消毒をした後口腔内を触る
  2. 鏡を見ながら慌てないようにする
  3. 前歯から無理に外さず、奥歯側から左右均等に外す

一時保管の鉄則

食べ歩きのあるあるで、ティッシュに包んでどこかに置き忘れるというのが多いです。ティッシュに包むと、誤って捨てる以外に、変形などのリスクも高くなります。間違って捨てるということをなくすために、外したら必ず専用ケースへ入れましょう。また、高温になる車内や直射日光が当たる場所へ置くのも避けたいポイントです。

マウスピース矯正中に食べ歩きで避けたい食べ物や飲み物

食べ歩きのメニュー選びは好きな物を我慢するよりも、歯の矯正を考えた選び方が長く続きます。特に、硬いもの、粘着性のあるもの、着色しやすいものは要注意です。

避けたい、もしくは工夫が必要な食べ物

硬いもの

  • せんべい、りんご飴、硬い肉、氷、飴など
  • 噛むと痛みが出たり、歯に負担がかかるため、小さくカットする等の工夫が必要

粘着系

  • キャラメル、ガム、もち類
  • 歯に付着しやすく、ケアなしで再装着だと汚れが残りやすい

着色しやすいもの

  • カレー、ミートソース、ベリー系
  • 色素の濃い食べ物を食べるとマウスピースの着色リスクが高まりやすい

避けたい飲み物

食べ物は破損を恐れてマウスピースを装着のまま食べなくとも、飲み物はいいかと飲みがちです。マウスピースを装着したまま何でも飲むのは危険です。

高温の飲み物

  • 熱いコーヒー、紅茶など
  • 熱により変形すると、歯に入らず無理やり入れると痛みが出る

着色成分が多い飲み物

  • コーヒー、紅茶、コーラ等など
  • 色素の濃い飲み物はマウスピースの着色リスクが高まりやすい

糖分多めの飲み物

  • ジュース、スポーツドリンク
  • 糖分が多く含まれているため、虫歯リスクを上げやすい

常温の水は比較的影響が少なく、装着したままでも飲めます。食べ歩きで口がさみしく何か飲みたいとなった場合、まず水を選択すると良いでしょう。

選び方のコツ

食べるなら短時間で完結するものを選びましょう。矯正治療中で食べ歩きに向いているのは、だらだら食べ続けにくいメニューです。

  • その場で食べ切れる量
  • 着脱しやすいよう手が汚れにくいもの
  • すすいだら再装着できる口に残りにくいもの

映えるスイーツを一口ずつというのは、矯正治療の観点から見たらおすすめできません。短時間で店でまとめて食べるというのが現実的です。

歯みがきできない時の応急処置

外出先で丁寧な歯みがきができないという方も多いでしょう。そんな時は、最低限の処置を継続して行うのが大切です。

  1. 食後すぐに水でしっかり口をすすぐ
  2. 可能なら携帯歯ブラシでサッと磨く
  3. マウスピースも水で軽くすすいでから再装着

汚れをゼロにするというより汚れを減らして戻すということがポイントです。うがいだけでも行ってみると良いでしょう。

トラブル対応

食べ歩き中はイレギュラーが起きがちです。

状況 やること 注意点
汚れたとき 水で洗い流し、可能ならやわらかいブラシでやさしく磨く 強くゴシゴシすると傷の原因。石鹸や専用品ではない歯みがき粉は避ける
破損したとき 自己判断せず担当医に連絡し、指示を仰ぐ ヒビや欠けは口の中を傷つける恐れがあり、小さな亀裂でも独断で続行しない
紛失したとき ケースに入れて予防。万一に備えて歯医者の連絡先をスマホに登録 ちょい置き、ティッシュ包み、バッグの底で潰すというものが紛失原因で多い

持ち物チェックリスト

食べ歩きの際に持ち歩くと安心な必需品があればマウスピース矯正中の食べ歩きの難易度が下がります。おすすめの携行品を挙げてみましょう。

専用ケース
携帯歯ブラシと歯みがき粉
デンタルフロス
小型マウスウォッシュ
手指用除菌ウェットティッシュ
小型ミラー
予備のマウスピース

全部を持っていくのが大変であれば、ケース、除菌、マウスウォッシュの3点セットから始めるのがおすすめです。

よくある質問

マウスピースの食べ歩きについてよくある質問をまとめてみました。

質問 回答 具体的な対策
マウスピースの種類で食べ歩きの注意点は変わる? 食事の際は外すが細かな注意点は装置により異なる。 不安があれば事前に担当医へ確認しておく。
子どもが食べ歩きする時に気をつけることは? 管理が甘くなりやすいので、保護者の見守りが重要。 外し方→ケース収納→再装着の流れを一緒に練習し確認しておく。
高齢者の場合は? 着脱に時間がかかることもあるため、急がず落ち着いて行うことが大切。 明るい場所で鏡を確保すると安全性が上がる。
旅行先や海外の食べ歩きはどうする? 環境が変わるため、普段より念入りな準備をすると安心。 予備や洗浄用品を増やし、水質が不安ならミネラルウォーターで洗浄。緊急連絡先や説明資料を用意。

まとめ

マウスピース矯正中でも食べ歩きはできますが、成功の鍵は、しっかり計画性を持つことです。外す時間を合計で管理し、外したらケースへ入れ、ティッシュ包みはしないことや、飲み物は水にし、歯みがきできない日は口をすすぎましょう。汚れや破損は無理せず、担当医に相談できる体制を作りましょう。

マウスピースで食べ歩きを両立させるコツは、完璧を目指しすぎないことです。自分の生活に合ったルールに落とし込み、装着時間を守りつつ、矯正を続けていきましょう。