虫歯になりにくい食べ物は、フッ素やカルシウム、ビタミンなどを含むものです。
目次
虫歯になりにくい食べ物とは
まず、虫歯になりにくい食べ物の性質はこの三点でしょう。
●よく噛んで食べられるもの
●糖分が少ないもの
●長時間お口に入れないもの
では、虫歯になりにくい食べ物をより具体的に挙げると、どのようなものでしょうか。それは、フッ素が含まれる食べ物、カルシウムが含まれる食べ物、ビタミンD・ビタミンAが含まれる食べ物です。
フッ素が含まれる食べ物
歯を強くするというイメージがフッ素にはあると思います。実際に、フッ素の特徴として初期虫歯を再石灰化する役割や、耐酸性の歯質の形成、虫歯の細菌への作用があります。
●わかめ、めざし、のりなどの海産物
●牛肉などの畜産物
●緑茶や紅茶などの飲料
カルシウムが含まれる食べ物
カルシウムは骨を形成するというイメージがあると思いますが、歯の原料である歯質にもなる大切な栄養素です。
●プロセスチーズ、牛乳、ヨーグルトなどの乳製品
●ししゃも、さくらえびなどの小魚
●豆腐、納豆、厚揚げなどの豆類
ビタミンC・ビタミンD・ビタミンAが含まれる食べ物
ビタミンと聞けば、身近な栄養素と感じられると思います。では、ビタミンC・ビタミンD・ビタミンAにはどのような役割があるか、ご説明します。
ビタミンCが含まれる食べ物
ビタミンCはコラーゲンの合成などに深い関わりがあります。適度にビタミンCを摂取すると、歯茎の健康を保ち、再生を促してくれます。
●ピーマン、パプリカ、ブロッコリー、いもなどの野菜類
●キウイフルーツ、いちご、ネーブルなどの果物類
ビタミンDが含まれる食べ物
ビタミンDには、二つの摂取方法があり、日光を浴びて紫外線からビタミンDを体内に作ってもらう方法と、食べ物から摂取する方法があります。ビタミンDは、歯の石灰化の調整をしたり、歯の原料となるカルシウムの代謝を手助けします。
●きくらげ、まいたけ、干しシイタケなどのキノコ類
●鮭、イワシなどの脂肪性海産物
ビタミンAが含まれる食べ物
βカロチンの多い食べ物を摂取すると、体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは歯のエナメル質を強化する役割があります。
●レバー、うなぎ、バター、卵黄などの動物性食品
●しそ、モロヘイヤ、にんじんなどの野菜
まとめ

虫歯になりにくい食べ物をまとめましたが、他の栄養素も身体を作るためには大切です。偏った食事をしないように、バランス良く摂取するよう心がけてください。虫歯になった場合は、歯科医院を受診し、歯科医師の処置を早めに受けることをおすすめします。